単一性は米国が最も厳しい

発明の単一性の各国比較が知財管理(Vol. 65 No. 8, 2015 p1034~)に載っています。

電気・機械・化学・機械工学について、それぞれ、各国で500件を抽出し、単一性違反(米国の場合は限定要求・選択要求)が通知された割合を比較しています。

その結果は、以下の通りです。
化学分野
日本:3%、米国(非PCT)53%、米国(PCT)58%、欧州9%、中国4%

電気工学
日本:2%、米国(非PCT)15%、米国(PCT)15%、欧州7%、中国1%

機器
日本:5%、米国(非PCT)28%、米国(PCT)29%、欧州9%、中国1%

ここから以下のことが読み取れます。
・米国において単一性違反が指摘される割合が、他国よりも圧倒的に大きい
・米国では、PCTと非PCTでは単一性違反の基準が異なっているが、統計上はほとんど差異がない。

米国において、単一性違反が多い理由としては以下の点が述べられています。
・米国では、物と製法は、原則として単一性がない。
・米国には、1つのgenericクレームに複数のspeciesが含まれている場合に選択要求が発行されるが、選択要求の制度は他国にはない。
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渋谷のSK特許業務法人のパートナーの伊藤寛之です。日々の実務の中で分からないことがたくさんあって、特許庁に問い合せたり、調査をしたりして、一つずつ疑問を解決しています。せっかく調べた情報ですので、このブログに蓄積していこうと思います。雑文も多いと思いますが、よろしくお願いします。
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